2013年 第149回芥川賞 候補作品には、雑誌に掲載されていた作品がほとんでした。
しかし、少しずつ単行本化が進み、全ての作品が単行本になりましたので、ご紹介します。
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すっぽん心中戌井 昭人 (2013年8月30日 出版)
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行こうよ明日、霞ヶ浦へ。首の回らなくなった男とワイルドサイドに墜ちた娘の道行き。哀愁と飄逸、もはや笑うしかない芥川賞候補作。
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すなまわり鶴川 健吉 (2013年8月23日 出版)
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相撲好きの少年は、相撲記事となれば、小さな三面記事まで切り抜かずにはいられない。相撲中継に夢中で勉強は一切しない。自分の体格に見切りをつけ、行司の道を選んだ彼は、砂と汗にまみれたエキサイティングかつ単調な青春を送る――第149回芥川賞候補作。併録「乾燥腕」は第110回文学界新人賞受賞作。ひとり暮らしの若い男の、不快と、それと背中合わせの奇妙な悦びを描き、独特のおかしみを醸し出している。
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爪と目藤野 可織 (2013年7月26日 出版)
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「あなた」は眼科で父と出会う。「わたし」の爪と「あなた」の目も必ず出会う。娘と継母の嫌悪と快感を斬新な語りで描く。
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砂漠ダンス山下 澄人 (2013年8月13日 出版)
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「私はコヨーテになり走っていたときの事を思い出した」北国に住む私はある日アメリカの小さな街へ砂漠を見に向かうのだが……。人間を超え生成し続ける世界を体感する新しい小説の誕生!
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posted by 受賞本紳士 at 13:31
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