2013年07月16日

『ヨハネスブルグの天使たち』 宮内 悠介(第149回直木賞 候補作品)

By 宮内悠介
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商品の詳細

  • Amazon.co.jp ランキング: #9374 / 本
  • 発売日: 2013-05-24
  • 版型: 単行本(ソフトカバー)
  • 264 ページ
おすすめ度
2 カスタマーレビュー

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内容紹介

ヨハネスブルグに住む戦災孤児のスティーブとシェリルは、見捨てられた耐久試験場で何年も落下を続ける日本製のホビーロボット・DX9の一体を捕獲しようとするが──泥沼の内戦が続くアフリカの果てで、生き延びる道を模索する少年少女の行く末を描いた表題作、9・11テロの悪夢が甦る「ロワーサイドの幽霊たち」、アフガニスタンを放浪する日本人が”密室殺人”の謎を追う「ジャララバードの兵士たち」など、国境を超えて普及した日本製の玩具人形を媒介に人間の業と本質に迫り、国家・民族・宗教・戦争・言語の意味を問い直す連作5篇。才気煥発の新鋭作家による第2短篇集。

著者について

1979年東京都生まれ。幼少期より1992年までニューヨーク在住。早稲田大学第一文学部英文科卒。2010年、囲碁を題材とした短篇「盤上の夜」で第1回創元SF短編賞山田正紀賞を受賞。2012年、連作短篇集『盤上の夜』を刊行し単行本デビューした。同書は第147回直木賞候補となり、また第33回日本SF大賞を受賞するなど高評価を得る。また2013年、第6回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞を受賞。今もっとも期待されている新鋭SF作家である。

カスタマーレビュー

最も参考になったカスタマーレビュー

9 人中、 8 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
 次回作を期待して

紛争や民族対立といった日本人にはなかなか扱い難いテーマをよく書けていると思う。
DX9という日本製ロボットを軸に据えた物語の作りの上手さも感じる。

ただこの作者にとって短編という形はもはや足枷にしかなっていないようにも感じる。
計算して短編に収めたというより、色々端折って妥協して収めたんだろうなと思ってしまう。
どうにも展開が急だったり(数十年時間が飛んだり)、説明が不十分だったり(「ロワーサイドの幽霊たち」の話そのもの)する。
本来短編はどこかそうした投げっぱなしな部分もあるが、この作品からはもっともっと書き切りたいことがあるんだという
マイナスではなく抑え切れないプラスのパワーを感じた。

作者が前作「盤上の夜」、本作と連作短編に拘るのには何か理由があるのかもしれないが
次作は是非長編が読みたいなと思う。

十分面白かったが、所々惜しいなと思ったので−1



posted by 受賞本紳士 at 02:04 | 宮内 悠介(みやうち ゆうすけ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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